雄八e

少女娼婦 けものみちの雄八eのレビュー・感想・評価

少女娼婦 けものみち(1980年製作の映画)
3.0
ロマンポルノらしく最後まで観ても「少女娼婦」のタイトルの意味が全く分からないのだが

男に緩い母のため父が分からず、自分の存在理由を失っている少女が、勢いで二人の男ほぼ同時に身を許し妊娠
父同様捨てられるかと思えば、二人の男がどちらも自分を欲することで考えが大きく変わるも、結果男たちを捨て、一人で出産し育てようとまで強く生まれ変わる話

序盤は多少入りづらいものの、中盤以降の組み立ては見事
また意図的ではないだろうが、社会や責任への甘えた加減と弱さゆえの弱者への暴力という70年代団塊世代男性特有の下衆さが、見え隠れするのも作品全体の不快感を高めている
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