サラダデイズ

親密さのサラダデイズのレビュー・感想・評価

親密さ(2012年製作の映画)
-
理解したいと思うこと。理解されたくないと拒絶すること。言葉と想像力で前に進んでいくこと。
それが親密さなのではないか。

電車の詩が素敵だった。

劇中、暴力は被害者側に選択肢がないことだ、と言っていて、アマルティア・センが貧困の定義を選択肢がないことと言っているのを思い出した。
暴力と貧しさは似ている所があるのかもしれない。

北朝鮮と韓国の戦争の話、今年の2月24日を嫌でも考えないわけにはいかなかった。戦争が身近に感じる。改めて考えると恐ろしい。今の東欧は劇中の日本みたいな感覚なんだろうと思う。

演劇パート、勿論素晴らしいのだけれど、ラストでちゃんと映画に私を運んでくれた...!

とても力のある映画だった。