電池

ばしゃ馬さんとビッグマウスの電池のレビュー・感想・評価

3.5
ほんといい映画だったな〜。主人公が34歳の脚本家志望なんだけど、35歳がやっぱ人生のひとつの区切りにはなるんだろうな。

結婚式で友人に「教えてよ。最近何やってんの」と聞かれて馬淵は色々やってるよとウソをついてしまうのだが、これは別に誰にだって起こりうること。何やってんのお前の人生と突きつけられる瞬間、映画の登場人物のように観客もドキッとするのだ。
天童が脚本家目指した理由を学生時代に劇の台本書いて超ウケてーと嬉しそうな顔で語って周りの人は「それだけで?」ってリアクションなんだけど、馬渕さんだけどが泣くシーン良すぎ!!創作の根源的な部分で2人だけは通じ合ってる!
あと引越しで過去に書いたシナリオがたくさん出てきて懐かしむシーンもいいんだよなー。

カラオケの下手な「リライト」、合コンで飯食ってばかりで日本語喋れないハゲた中国人のおっさん、舞台挨拶「別に」女優(沢尻オマージュ)、などギャグがどれも面白い。
電池

電池