ゆずきよ

パニック・マーケット3Dのゆずきよのレビュー・感想・評価

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)
3.8
年末に近付くに連れ仕事が忙しくなっていきます。
それに引き換え休みの日は予定が空くので隙あらば劇場鑑賞を狙うのですが、親子連れでの鑑賞は観る物が限定されてしまいますよね。
以前からフォローして頂いている方はここまで言えばもうこの先に言う事はご存知でしょう。
そんな時はこれ。そうサメ映画です。

物語は、過去にサメ関連で嫌な思い出がある主人公が、津波に襲われた街でスーパーマーケットに閉じ込められるお話です。
事前情報は無し。
原題はBait。ダッサい邦題付けたなぁと思っていたら原題もダ…いやすみません。そういうの良く無いですね。
主人公ゼイヴィア・サミュエルは失意の中でスーパーマーケットでお仕事中です。
そこに現れる過去の恋人。
更には万引きした娘と刑事の父親。
犬を連れたカップル。
そのカップルと何やら因縁がありそうな万引き娘の彼氏。
何故ここを狙ったのか強盗犯2人組。
周囲の足を引っ張る事確実の店長らしきスーツのアジア人。
バラエティ豊かなメンバーでお送りしていきます。
各キャラクターのバックボーンがしっかりしていて関係性も面白く良い作り方でした。
津波からのサメパニックは私あんまり観たことが無くて新鮮でしたし。
サメ視点で、襲われるのか襲われないのかという演出は良いのですが、ちょっと多用し過ぎだと思うの。
あとCGとしては前時代的でサメのフィギュア感は中々です。
所々映るクラゲとかウミヘビとかのカットが地味だけど好きでした。
スーツの人ごめんなさい。あなたはそんなに悪くなかったよ。
3Dとの事ですが配信なので当然2D。
全然3Dである必要そんな無いので大丈夫です。
ラストはまぁ良くある終わり方。
締め方としては有りです。
それよりエンドロール前のカットが凄い好きでした。

サメ映画の中でもかなりストーリー重視で展開も多く、飽きずに最後まで観れました。
トライアンドエラーを繰り返す感じも最初からなんでやらんの?みたいなのも少ないし。
スプラッタ感はサメ映画の中でも少し強いかな。でもグロ耐性が無い人はそもそもサメ映画観ないか。
サメ映画としては多分今年最後になるのかと思います。
来年はどんな風にサメは人を襲うのでしょうね(これ別に今年公開じゃ無いけど)
ゆずきよ

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