タイミングを逃してみてなかったVHSシリーズを一気見してみた。
これは面白い。
ファウンドフッテージPOVでありながらフェイクドキュメンタリーではないというのが面白い。
ファウンドフッテージを物語の一部として使い、POVをあくまでも手法として使う事で、フェイクと解って観るPOV映画の中での新しい表現を模索しているのが良い。
正直、ドキュメンタリーぽさをここまで明からさまに否定したPOV（POV限定映画）になんの意味があるのかわからない（明らかに効果は下がる）けど、シンプルにPOVを突き詰めた映画として一つの完成形といえる作品になってる。
最近のフェイクドキュメンタリーではないけど全編POVっつー映画の流行りって、この映画から始まってるのかな？
もちろん、この特異な設定に乗れるかどうかが全ての映画なんで、乗れない人も多そうではあるけど、POVに慣れてる手練れの監督が多く、かなり完成度が高い粒揃いのオムニバスなんで、POV好きならかなり楽しめるのでは？
