オープニングから事故シーンに至るまでのシームレスなカメラワークが圧巻で一気に引き込まれた。
冒頭での軽快なアメリカンジョークの応酬が直後の事態の悲惨さを際立たせるなど、視聴者の心理を上手く揺さぶる工夫が要所要所で見られた点もグッド。
綱をピンと張って引き止めたにも関わらずその後も謎の推進力が働いてサヨナラなど、ツッコミどころはありますがそこはSFということで割り切りましょう。
映像美とパニック描写のエッセンスを突き詰めた、非常に筋の通ったコンセプチュアルな作品。
なお事故の元凶は言わずもがなロシア、いつも悪役お疲れさまです＾＾；
一方で助け舟は中国というところが少し意外。
2013年公開映画ということで、今同じのを作ったらまた割り当ても変わるのかな。
