導入の静寂。
恰も自分まで宇宙にいるような追体験。
ライアンの瞳が私を映していた。
そんな印象を受ける。
圧倒的なスケールで描かれているが、これでも宇宙の一部でしか無いと考えると怖い。大きいね宇宙。
夜空見上げて「お星様キラキラ」なんて歌ってらんねーよコレ。
お気に入りのシーンはポットに入ったライアンが一息ついて窓をバックに丸まってゆっくり回転してるシーンです。
まるで母のお腹のよう。あれは多分意識してる。あーゆー演出好きです。
子守唄、犬の鳴き声、赤子の声、
宇宙で絶望に陥った時に助けてくれるものはそう多くない。
身近だが大人になる程忘れていく大切な音や声を地上に居ても愛おしく感じられる感覚を私は忘れたくないと思う。
なんか最後のシーンは泣けてきちゃった。