大人の綺麗な女の人をみると、爪がキラキラしていたり、背中が物凄く綺麗だったり髪がツヤツヤしていてキチンと整っていて感動することがある。そういう女の人はとにかく全てが完璧で、何もかもが一寸の無駄もなく調和しているように思える。
この映画からは、まさにそんな計算され尽くした緻密さを感じさせられた。何もかも、音楽や映像、俳優たちの演技、全てが調和して見事なバランスを保ってる。
中盤、宇宙で火の玉が浮かぶシーンでは宇宙では火花はこう散るんだ！とハッとさせられた。
その他にも水の雫が浮かぶところ、涙を流す場面、あー宇宙ではこんな感じなのかと驚かされることが多かった。
恐らく、映像を作るときに何度も何度も宇宙ではこういう風にコレはこう動く、というのを調査、シミュレーションしたのだと思う。
ラストの地上に戻るシーンでは、サンドラ・ブロックが足を踏み出したとき確かに重力をみている我々に感じさせる演技・映像だった。宇宙には絶対行きたくない。
