このレビューはネタバレを含みます
お決まりパターンだった。けど、個人主義と全体主義の対立というテーマ自体は古典だし、そこは別に真新しくなくていいと思う。
エヴリンがアップロードされた事で意識が共有されてパラダイムシフトが起こる(あんま表現は効果的ではなかったけど)所とか結構良かったと思う。
ただ、あのAIがウィル本人なのかどうかっていうこの映画におけるひとつのギミックは失敗してる。それがもやっとする原因のひとつだと思う。ウィルが生きてる間の人物描写が短すぎたせいか、感情の起伏を抑え過ぎてたせいか。自我があるかどうか証明することができないと映画の中で答えを明示してくれてはいるけど哲学的でわかりづらいし見方によっては投げているようにも感じる。そういうとこで評価が分かれると思う。