『コン・ティキ』(2012) を観るための準備として鑑賞。
ポリネシア人の祖先が南米から海を渡ってきたのではないかという説を証明するために、ノルウェーの人類学者によって行われたイカダによる太平洋横断航海を収めたドキュメンタリー。
今でこそカメラや記録媒体の小型化、スマートフォンの高性能化により、冒険や実験を映像に収めて大衆に公開することは一般的になっているが、1940年代に行われた実験的航海を映像に収めるということは、航海の準備の段階でカメラの選定や持参するフィルムの本数など、かなりの検討が行われたはずである。
そのことから考えても、この実験の目的の中に映像化が含まれていたと思われ、当時の映画製作の準備が航海の準備のひとつとして行われたに違いない。
個人的な話をすると、高校の英語(Reading)の授業で教科書に載っていた『Kon-Tiki』というタイトルのテクストを読んだことがある。
英語の授業でこの映画を紹介されていれば、今頃はもっと英語が得意になっていたんじゃないかとちょっと思ったりする。