1963〜64年に放送されたテレビ西部劇『ジェミーの冒険旅行』の最終話に追加シーンを入れて劇場公開させた1作。ドラマの主人公は当時13歳のカート・ラッセルで、ブロンソンは途中の話から登場した準主役（当時43歳）的な立ち位置だったようですが本作においてはブロンソンが主人公の話運びとなっていて、元のドラマを見れていないので追加シーンがどこかなのかは分かりませんが、恐らく映画化した最終話のエピソードは元々ブロンソンがメインの話だったと思われます！

物語は大きく分けて男女の愛憎入り混じったロマンスを描いたブロンソンサイドと子どもと死が近い老人の温かい交流を描いたラッセルサイドの2つで構成されていましたが、とにかくアクションが少なかったです…。当時のアクション映画は西部劇と言えどもそこまでガンファイトが多い訳ではないのがある種特徴の1つですけど、にしても本作は少なすぎます！やはり元のドラマが少年主人公ものだと考えると主人公がガンファイトできない時点であまりアクションに期待しない方がよかったのかもしれませんね🤦‍♂️

お目当てのブロンソンに関しては銃撃戦も腕力も特別強い訳ではなく、さらに言えばその対戦相手たちも弱い。登場人物の誰も強くないというのがつまらなすぎるポイントでしたね。まあ久々に観たので忘れていましたが西部劇って案外こんなもんだったりするので、そこを理由に叩くのは自分側にも問題があるのかもしれませんが。一応『荒野の七人』（60）から続く子どもに優しいキャラのブロンソンを見れて、日本人には嬉しい髭剃り＆アゴさすりするマンダム全開なブロンソンを見れて、無骨な恋愛をするブロンソンを見れて、味薄めながらもいわゆる「ブロンソンと言えば」な空気感は味わうことができたので許してあげることといたしましょう👍

• #アクションスター第1世代

助け

幌馬車隊の隊長リンクは、かつての恋人と5年ぶりに再会するが、そこにある因縁があり……

渋いドラマ

冒頭から激流
銃撃戦にヒューマンドラマ

ロマンスの雰囲気は良かったです

見どころは幼いカート・ラッセルか
スーザン・オリヴァーも美しすぎます

チャールズ・ブロンソンとカート・ラッセル、渋い男達が西部劇で初共演。しかしこの時 ラッセル少年まだ13歳、声変わりもしてません。細いタレ目と張ったエラで確かにカート・ラッセルだって確認出来た。

幌馬車隊の一行 ブロンソンとラッセル少年が旅の途中で日用品を買いに寄った小さな町。そこでブロンソンがかつて牧場で働いていた時の元カノと恋敵に遭遇、モヤモヤモヤと波打って回想シーンで蘇る5年前の記憶。


元々カート・ラッセル少年主演でテレビドラマ西部劇の最終話を拡張した映画化だからCMの為の黒フェードアウト繋ぎが多々あった。そして全編通して とにかく画質が粗い、ビデオテープを3倍モードでダビングしたくらい粗くてノイズまでそのままコピーされている。これはタランティーノが喜びそうなグラインドハウス具合でした。