おざわ

ハンナ・アーレントのおざわのレビュー・感想・評価

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)
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「悪の凡庸さ」という歴史的パワーワード。
周囲のユダヤ人やアメリカ人はハンナに「ユダヤ人的正義」を求めるがそういう彼らこそナチズムに似た民族主義に陥っているのに気づいていない。

にしても周りの人間がハンナに対して無理解すぎると感じるのは彼女によって拡張された「悪」の定義が現在の俺たちにまで波及しているからなのか。哲学者には煙草がよく似合うなと思った。
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