カポERROR

あの頃、君を追いかけたのカポERRORのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
4.3
この映画は、作中で見せるボーチンとボーチンの父上の股間並みに、全くもって筋金入りのラブコメディである。
しかも往年の深夜番組『TV海賊チャンネル』ばりの底抜けにバカバカしい下ネタ満載だ。
それでもいいのだ…いや、それがいいのだ。
確かに、青春なんてもんは、バカの純粋培養期間に他ならない。
思い起こせば、実に気恥しく、惨めで、情けない黒歴史の数々。
だが、そんなほろ苦い想い出も、底抜けに楽しかった想い出も、むず痒く甘酸っぱい想い出も、今となっては全部もう二度と触れることが出来ない大切な大切な宝物じゃないか。
それを思い出させてくれたこの傑作に、心から賛辞を送りたい。
マーベラス!

もう一つ、作者ギデンズ・コーにひと言。
…ラスト、コートンが予想外の人との口づけで、”その道”に目覚め、”4本足の獣”になる世界線を描かなかったアンタは偉い!
カポERROR

カポERROR