IbukiTokumitsu

新しき世界のIbukiTokumitsuのレビュー・感想・評価

新しき世界(2013年製作の映画)
4.2
韓国映画にハマってるがこれは一番かも。邦題むちゃダサいけど。
人間の心理とか研究している脚本・演出術に脱帽。映画を見ている間ずっと「やばい、おもろい、やばい、おもろい」と独り言を言うレベル。
インファナルアフェア的な囮捜査の持つ「いつバレるか」というクライマックスの作り方、ゴッドファーザーのような組織のせめぎ合いによるサスペンス性、どれもよし。初っ端から拷問シーンスタートなのが、また胸糞悪くてスカッとする。
笑わせてくれる軽率な感じのキャラクターがいきなりエグいことをして観客が引く、引くというか「この世界では安心できる人間なんていない」という風に引き締める空気の作り方がホント上手いなーと思った。

特に今回の映画でアイディアに溢れてるなー新しいなと思ったのはエレベーターの殺し合いシーン。普段生活していて、あそこであんな死闘をしようとなんて思わないよなぁ。いつも何も考えずエレベーターに乗っかっている自分が恥ずかしくなった。
DVDのイメージにも使われているし、予告編でも使われてるし。正直エレベーターの死闘を見るだけでもこの映画みる価値あり
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