このレビューはネタバレを含みます
良かった!
シンプルで使い古されたワープ&タイムスリップものに思われるけど、独特の雰囲気や個性的なキャラクター、ラスト30分の怒涛の伏線回収が気持ちよかった。
見ていて、謎が解明される前からこの3人がただの他人では無いなとぼんやり思わせるような独特のやりとり・空気感がある。後々親子だと分かってから、あー親子の空気感だわって腑に落ちる。
一度も接したことの無い親子だったのに、全員の親が子を護るシーンがさりげなく描かれているのが素晴らしい。
特に「子供は要らない」と言ったジョディが、身を呈してトムを拳銃から守り、更にトムが銃で撃たれる前に息を引き取り実質痛い思いをしないように守っている。
最初に「あれ?これどの時代背景の映画だっけ?」と思わせる演出が上手。
ジョディがママに接することでだんだん素直になっていくの可愛い。
アウターゾーンみたいな不思議なお話。