【搾取されるセネガル軍】 日仏学院のメディアテークにはセネガル映画の父ことセンベーヌ・ウスマンの映画がいくつかある。センベーヌ・ウスマンは元々小説家であったものの、文字が読めないセネガルの人々に社会問題を伝える手法として映画を見出し、パリで得た知見を元に映画監督になった人物である。視覚・聴覚を活用した表現は国際的に評価され、セネガルだけでなくアフリカ映画を語る際の重要な監督となっている。センベーヌ・ウスマンの作品こそはある程度観ているのだが、『Camp de Thiaroye』はなかなか見つけることができなかった。本作はヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞しながらも、VHSバブルな日本でもってすら紹介されなかった作品。特集上映もあった形跡はなく日本未公開となっている。そんな『Camp de Thiaroye』だが、日仏学院で見つけた時、興奮したのであった。