たまに観たくなる北欧ミステリーサスペンス。全体を覆う青白く暗い絵面が北欧。好きなんですよね。音楽も、なんだったか忘れちゃったけど、クラシック音楽の印象的なフレーズがゆっくりと物悲しく流れます。羊の頭、という衝撃的なものを食べる主人公の警察官にも北欧感がありました。
さて本作、地味ながらも、警察官と、娘をなくした父親をメインに、２つの一件無関係そうな話しが交互に進んでゆき、どう絡んでいくのか？と先の読めない面白さがありました。何故ヤツが写真を後生大事に隠し持っているのか、というのは最後までよく分からなかったけども、ちょっとは父親という自覚があったんだろうか。
ミレニアムの原作の冒頭にもあったけど、スゥェーデンってレイプがとても多いらしい。本作はアイスランドなんだけど、なんかとても似ている雰囲気だったので、「北欧」ってひとことで思い浮かぶイメージとの違いに毎回びっくりするんだよね。
そんな人ばかりじゃないと思うけども。
事件が起こっているのが過去だからか、私が見たことのある他の北欧ミステリーサスペンスより見やすい作りになっています。警察官と娘の話が、テーマに絡んでるようでないようで、私には上手く理解できなかったかな。
にしても、幼い子の病死は辛すぎます。
