鍾馗

ザ・タワー 超高層ビル大火災の鍾馗のレビュー・感想・評価

4.2
連休2日目。

昨日が韓流だったので今日は…
やっぱり韓流。(笑)

いや、その存在を知ってから、いつかは見なくてはと思っていたのです。
【THE TOWER 超高層ビル大火災】

あらすじを読んだだけであの作品を思い出す方も多いと思います。
マイオールタイムベスト作品【タワーリング インフェルノ】でございます。

そこかしこに『オリジナル』へのオマージュが詰め込まれています。
ディザスター形式なのでそれぞれのキャラクターたちのドラマがあること。
設備不備が判明したあとの、現場の職員の施設や上層部への不信。
いかに火災から被災者を脱出させるかに苦慮する消防官たち。
そして『オリジナル』で最終手段として使った消火法。(ただし今回のは最終手段ではなく…)

やはりあの頃から現在への時間の経過とともに、まず911による高層ビルの火災の際に起きる2次的被害のデータが蓄積され、さらに映画としての技術が飛躍的に進歩しており、『オリジナル』よりも火災現場の映像的見せ場は(悔しいけど)格段に上です。
十分ハラハラします。

だけど、うーん…。
ところどころ入ってくる笑わせ要素は必要ないな。あれが出てくるとせっかくのハラハラがトーンダウンしてしまう。
あと、あっちもこっちも死亡フラグ立てすぎ。もっと絞ったほうがいい。

でも、あるキャラクターの死はそのフラグの立て方も、そこからくるドラマも、小道具の使い方も、ラストカットも、これでもかと泣かせにきます。
久しぶりに鑑賞後ハンカチに手が伸びました。

お薦めです。
鍾馗

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