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カノジョは嘘を愛しすぎてるのqpのレビュー・感想・評価

4.0
 音楽の才能がある秋は音楽のビジネス化を嫌い、作曲という黒子になり、幼馴染とバンドを続けます。そんな時、自分の正体を知らない理子と出会って、という話です。

 秋は人気バンドのクリプレの作曲家として好かれるのが嫌、媚びるような音楽は嫌いということが共感できます。一方で、音楽は売れなければ意味がないとする高樹は現実的です。人間関係の調整、各種音楽の技術などなんでもできる人がいない以上、ある意味合理的な方法です。

 そんな秋に理子は一目ぼれします。理由もきちんとしていますので、話がスムーズです。さすがに理子が出世していく部分はご都合的な印象ですが、そのくらい実際に歌が上手いのが救いでした。

 クリプレメンバーの葛藤も読み取れる程度に描かれていて良かったです。理子のバンドメンバーも高校生らしさがよく出ていましたね。

 音楽も好きなので、実際に曲があることや、ライブの部分も楽しめました。最後の曲は特に良かったですね。観ていて良い気分になれたので、映画として当たりだと思います。私は佐藤健、反町隆史、相武紗季、大原櫻子など当たり役だったと思います。
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