42〜世界を変えた男〜の酒ポテトのネタバレレビュー・内容・結末

個人的に野球にあまり興味がなく、ゲームもきちんと見た事がなかったが、友人に勧められて見た。黒人選手として戦後のメジャーリーグで戦うジャッキー･ロビンソンの苦難を描いた作品。チームの主任であるハリソン・フォード演じるリッキーがいい味を出していた。彼のジャッキーに対する激励と信頼は見ているこちらも熱くなるものがあった。ジャッキーもまた勇敢で忍耐強い男で、かっこよかった。しかし彼も人間であり辛さを吐露するシーンも少なからずあり、そんなシーンは見ていて辛かった。
実話に基づく作品ということで、全体として展開が平凡でジャッキーを襲う苦難もあるものの、基本はサクセスストーリーで一貫しきってしまっていたのが惜しかった。もうひと展開欲しくなるような気持ちになったのが素直な感想である。
日本の野球と違い、露骨に差別用語が飛び交っていた当時のアメリカのベースボールの実情が知れたので自分にとっては有意義な作品だったと感じる。