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オスロ、8月31日のyukko846のレビュー・感想・評価

オスロ、8月31日(2011年製作の映画)
3.8
某原作の映画化、ってことで、60年代?のルイ・マル版が有名らしいけどそちらは未見なので新鮮な気持ちで鑑賞。「わたしは最悪」が良かったのでヨアキム監督andオスロ舞台に惹かれて。最悪、とキャストが近いし美しい朝焼けの映像が共通点で、なんだか勝手に感慨深い気持ちになる。原作知らずともラストはなんとなく想像できて、これまた癌末期の状況と重なる。これは偶然なの?
主演のアンデルシュ・ダニエルセン・リー(あえて書いてみたけど覚えられるかな。。。)がカッコいいんだけど、このキャラは心底ダメなやつだ。両親が麻薬に寛大だとか、最後にピアノをサラサラ弾いてたりするあたり、明らかに甘やかされて育った坊ちゃんだとわかる。親の役目って大事だよな、とそこを痛感してしまった。
ちなみに作品としてはかなり好き。カフェで他人の会話が聞こえてくるところとか、こんなシーン見たことない。主人公の孤独感の表現が半端ない。ヨアキムいいよ、もっとみたい。
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