Toineの感想文

ハードスプラッシャーのToineの感想文のレビュー・感想・評価

ハードスプラッシャー(2008年製作の映画)
3.9
【グロゴア愛好家のイニシエーション】
ブラックメタルと悪魔崇拝の申し子ブライアン・ポーリン祭り第二弾です。
今作の配給も安心と信頼のJVD様でございます♡やったー!
DVDを所持していたので再鑑賞しようと思いましたらディスクが破損していたので(しょぼん)数年前の記憶を頼りに感想文を作ります。

ポーリン監督演じるケビンさんが出産時に亡くなった妻とお腹の子供を蘇らせようと黒魔術したりネクロマンティック(死姦)したり色々頑張るキチガイサタニックグロゴア映画です。 

今作のグロ描写もCGを一切使わず全部アナログで皮剥ぎ、頭部ぱっかん、人体切断、大流血、胎児の頭部で飾り付けたオブジェ、化け物召喚など渾身の特撮がてんこ盛り盛りで最高がすぎるのです。
魔術ショップのお兄さんの頭をブロックでかち割る時の音ズレと、何故かケビンさん(男性)が身籠って出産してたのは流石に爆笑しました🤣
映画の尺に対してのグロゴアの割合が高くてコスパも良きです。

他のメタラーの皆様もレビューされていますがケビンさんが魔術書を購入したショップの趣味が良すぎて戸惑いました。
特に記憶に残っているのが壁に飾られた"チャーチ・オブ・サタン(サタン教会)"のポスター(旗だったかも)です。
マリリン・マンソンさんが牧師をつとめているカルト宗教なのですが、まさかポーリン監督も信者なのかしら?どきどき。

前作の「ボーン・シックネス 最強ゾンビ軍団襲来(2004)」よりもぐっと尺を短く纏めてあり観やすかったです。
ストーリーも前作よりなんとなく解りやすくなっており、最後に弱すぎるどんでん返しもあります。

そしてエンドロールで流れる凍てついたブラックメタルが本当に名曲なので全メタルヘッズに聴いてほしいなと思いました。