Toineの感想文

チェックメイトのToineの感想文のレビュー・感想・評価

チェックメイト(2009年製作の映画)
3.7
【緊迫した環境で何故か始まるチェスバトル】
トビー・マグワイアさん主演の「完全なるチェックメイト(2014)」と間違えてレンタルいたしました。
「完全なる〜」の方はU-NEXTさんで観放題だと後から気付いたので逆に間違えて良かったです。
これはこれで狂っていて面白かったですし。
色んな意味で。

FILMARKSさんや日本語のweb情報ではフランス映画のように紹介されていますが、キャスト陣のフランス語の発音がばりばりのケベコワ(カナダ人のフランス語)なので違和感が。
ネットで調べてみたらやはりカナダのケベック州で制作された映画でした。
ちなみに原題の「5150,rue des Ormes」の意味は「オルム通り5150」という場所と番地を表す言葉ですが、5150は脱走した精神病患者を指す警察用語でもあるそうです。

映画開始早々に主人公の青年が監禁されるのでテンポ良いなー♬と思いながら観進めて行ったら…1時間過ぎたあたりから何だか異色の展開に😂
このシチュエーションでチェスの対戦ですかww
主人公が素直にチェスに沼ってくし。
冷静に考えてハマってる場合じゃなくない?
あたおか家族に監禁されて主人公は頭がバグってしまったのかしら?
後半は日本の熱血バトル漫画みたいな風を感じて意味が分からなくて笑いました。好き。

登場人物の中で萌えたのがキチ○イ一家の母モードさん♡
ふくよかで心優しくてオドオドしてて本当に可愛いかったなー♡♡
癒やされました。
後は父と長女によるペド野郎への制裁が胸スカでした。
守るべき存在である子供へ性的欲求をぶつける大人は4刑にしないといけません。
そんなペドフィリアに厳しいカナダらしさが良かったです。
と思ったら父…行動に矛盾がありまくりで混乱する。
他人に厳しく自分に甘いタイプなのかとも思いましたがそもそも頭がアレなのでご自分を客観視できていない感じでした。

全体評価は低いですが展開が特殊過ぎてツボに刺さりました。
特にキチ○イお父様が主人公を監禁した目的とか最後のチェスの駒🤣🤣
無理ありすぎて吹いたw
こういうありそうで無い地味にぶっとんだ設定の作品が個人的に好きです。
結局ある意味囚われたままの主人公。
最後が救いの無いバッドエンドなのも良かったです。
ちょっと続編ありきな終わり方な気もいたしました。

FILMARKSさんには映画の尺が110分と記載されていますが私が観た日本版DVDはエンドクレジットまで含めて120分でした。