確実に、1日の時間の流れを体感した。
上映3時間ちょっとなのにしっかり3日分時が経ったような疲労感もある。しかしながらどこか心地よく、ずっと見ていられそうな長回しである。
この映画のストーリーって意外と短くまとめられると思う。
だけどそこで語られるはずもない細部、電気を消したり物を取りに行ったり、調理失敗したジャガイモの処理に困って家中を歩き回ったり、そんな動作の積み重ねでこの映画が出来ているのがとても重要なことなんじゃないか。わからんけど。
1杯のコーヒーをつくるのに必要な工程、その行為一つひとつを愛おしく感じたように、私の日常もまた愛おしく、つまらないものであってほしいと願う。
3日目の赤ちゃん、怪獣の咆哮のような泣き方でめちゃくちゃ面白いんだけど劇場シン…としててこらえるの必死だった。