Haru

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンのHaruのレビュー・感想・評価

3.7
スコアがつけづらすぎる、、、
アケルマン映画の中ではまだ長回し耐えられる系映画。日常で繰り広げられる一連の行為だからこそ、変わり映えしなくても引き込まれる魅力があるのかもしれない。あとやっぱある種の恐怖と陰鬱さを出すためにはこれだけの長さが必要だったのかなとも思う。3日分やらないと、精神が参ってくる感じというか、日常のちょっとしたズレが自分の心に意外と響いてて、、という流れが出せないんじゃないかな。
ひたすら時計見返すところとか、ソファでぼーっとしちゃうとことか、家と近所を行ったり来たりしてルーティンを繰り返すとことか、主婦/主夫経験者はもちろん、閉塞感のある家に暮らしている人は誰しも経験していることなんだろうなとも思い、そういう色んな人を掬い上げるという意味でとてもフェミニズム映画だなと感じた。
やっぱりアケルマン映画って、え、動いてる?っていう場面結構あるよね。笑
でも今回の作品はそれがよく効いてて、主人公の身なりや行動の少しの違いに気づくきっかけになったかも。
映画館で身体を縛り付けて見れてよかった!
Haru

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