Haru

哀れなるものたちのHaruのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

なんだか、終わったらもっかいみたくなってる感じなんなのこれ…
余韻が凄すぎて、朝見たら1日引きずるし、夜見ても考えすぎて眠れない。笑笑

いやーーーとにかくエマストーン凄すぎて!!!!監督も相変わらずぶっ飛んでるけど!!!でも今回は色彩、画角、音楽全てが超好みで作り込まれてて、そこでテンションが爆上げされたので、いかに見苦しいシーンがあったとしても耐えられました。笑

でも、本当に色々体力を使うので終わったら3時間マラソンしてたかな?っていう疲労感(凄
最終的にLadies! Gin? が胸熱すぎて、シスターフッド永遠なれ、と思いました

ベラが歩くこともしゃべることもままならない状態から、自分の身体の性に目覚め、自分の身体は自分のもの、ジェンダーや権威を理由に自分の自由を邪魔するものが一番哀れなんだ、というところまでストーリーを上手く飽きさせずに運んでいるのはやっぱりすごい。そこにセックスワーカーの権利の問題や、家父長制、父親の束縛、資本主義の限界等など、現代社会が抱える問題をてんこ盛りにもってくるからさらにすごい。

女性の性や性欲の存在を認め、女性自身の手で「取り返す」、こういう映画ってあったようであんまりなかったのかと改めて気付かされた。是非アカデミー取ってほしい!
Haru

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