ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン／ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンの極黒の女子中学生のレビュー・感想・評価

画の反復と差異を行った小津に倣いつつ、役者の所作で反復と差異を丹念に撮る構成が素晴らしい。段取り重視なのも小津リスペクトか？
スイッチのオンオフや窓の開閉が次第に杜撰になっていく過程にゾクゾクする。

荷物の紐を解くために出てきたハサミの撮り方が妙に意味深だったけど、まさかラストに繋がるとは…

デルフィーヌ・セイリグの感じる退屈と孤独を観客へ共有させるために長回しを選択してるとしたらズルすぎないか？？？？？