タマン

降霊 KOUREIのタマンのレビュー・感想・評価

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)
4.0
昼間に幽霊が出る恐怖感を叩き込まれた感じ。
昼間の家事中の窓を開け放ったカーテン。カーテンの裾が揺らめいて光が入ったり途絶えたり。幽霊はまだ来ない。だけども、ただならぬ気配だけ支配してくる。

黒沢監督は幽霊が出てきそうな空気感の魔法をかける天才だ。その才能は唯一無二。たまらない。

一方ストーリーはツッコミどころ満載である。
しかし後半の幽霊への人権を無視したようなサディスティクな振る舞いと挑戦は衝撃的だった。すごい。
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