自慰行為を男に激写されたりん子は、写真をばらまくと脅され、男のエロ注文に仕方なく応えていく。
最初の方は退屈でしたが、りん子の夫が絡んできてからジワジワと面白くなっていきます。塚本晋也の下半身から伸びてくる"アレ"とか、三角マスクでヘドバンしたりとか、なんじゃこりゃ!な演出がたくさん出てきて結構見応えあり。
そして突如出てくる寺島進の存在感たるや。いつものテンションでバカやろコノヤロを連発。本作の奇妙で暗い雰囲気に全然合っていない(良い意味で)。すごい異物感。この人が出てきて、なぜかちょっと安心した。
今まで観た塚本作品の中でも特に変態性が突出してるなと思って観てましたが、ラストのある演出に心打たれた。「あ、ある…」ってなった。
黒沢あすかはやっぱり上手い。