カーペットがある限り

硝子の塔のカーペットがある限りのネタバレレビュー・内容・結末

硝子の塔(1993年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

今までいろんな映画観てきたけど、見どころが本編以外しかないって映画はこれくらいかしら。

ブロンドをバッサリショートにして、新鮮なエロさを演出したシャロン・ストーンの美しさは、本編を見なくても、否応なしに流される予告編で充分。本編ではレストランで食事中にパンティ脱いだって、これって必要なの?単に奇をてらってるだけじゃない?

ストーリーなんか、公開直前に変えたくらいどうしようもない安物。だいたい、住む直前まで工事してたマンションに住みたいって思う?そのくらい構成がお粗末そのもの。

この映画の最大の見どころ(聴きどころ)は、エンドロールに流れる世界中で大ヒットしたUB40の主題歌だけ。

アタシの大好きなトム・べレンジャーも、現場で相当大変だった感じが伝わってくるくらい、気持ちが入ったシーンが1つもない。

これで終わりたくないと起死回生を図った次作「山猫は眠らない」は、トムの渋い魅力がたっぷりで続編まで作られた。

その監督、ルイス・ロッサの次回作は、「スペシャリスト」。トムの成功にあやかろうとしたのか、スタローンまで引っ張り出したシャロンだったけど、映画は凡作に終わったわね。

ハリウッドで生き伸びるって、大変よ