贅肉

レッド・ドーンの贅肉のレビュー・感想・評価

レッド・ドーン(2012年製作の映画)
3.0
そうそうこういうのでいいんだよカール・エルスワース。ティーン向け娯楽レジスタンス映画。アメリカが北朝鮮のデストピアへ。「ファークライ」っぽさもあるが暴力に対しての批判的な視線はなく随分と浮かれてる。まぁこんなんでいいっしょ。画面の向こう側で名も知らん奴らがバタバタ意味なく死に、場面の連続性など端からなく麻薬的にアクションを連打させる、この割り切りの良さ。パラシュートが空を覆うのを見た途端「父さんを探すぞ!」。反乱軍の頭となる戦術家クリヘムは序盤から断トツで血がみなぎっている。行動もバカ早い。「ブラックハット」「タイラー・レイク 命の奪還」で見せたあの暴力性の布石はここに。93分の暇つぶしとして間違いないよ。カール・エルスワースは「アオラレ」も最高だったなぁ。
贅肉

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