☆mixi過去レビュー転載計画
〈story〉
東京…
東昭物産常務 跡宮氏が誘拐された。犯人が要求した身代金は三億円。同社監査役・神崎にカネを持たせて指示した場所へ持ってこいという。しかもその模様を、全テレビ局に生中継させろというのだ。警視庁捜査一課特殊班津波警部は、配属されたばかりの若手刑事・藤と組んで、中継車に乗り込み受け渡しを監視する。しかし犯人は受け渡し場所を何度も変更し、30キロの札束を背負った神崎に新宿区内を走らせ疲弊させるだけで姿を現さない。結局神崎は心筋梗塞で倒れてしまい、犯人は新たな「運搬人」として東昭銀行専務の山根を指名。だが高齢で持病を抱えた山根も身代金マラソンから早々に脱落してしまう。「運搬人」を肉体的に痛めつけカメラの前で公開殺人を行うのが犯人の目的と推理した津波は、山根から三億を引き継いで犯人が指示した銀座・日比谷エリアを疾走する…
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原作のないオリジナル脚本で東宝がチャレンジに出た意欲作。劇場がガラガラだった寂しい記憶が蘇ってきます。いま観ると古さとチープさは否めないんだけど、日本映画が底辺だった時期にこんな映画ができたんだということは後世に伝えたいですよね。渡さん、この頃はまだ動けていたんですねぇ。永瀬正敏も若々しくてカッコよかったなぁ。
