「氷の処刑人」という邦題のB級感に騙されてはいけません。
仕事として淡々と黙々と人を殺めるその一方で、家族に危険が及ぶとキレ散らかすククリンスキー。
回路が違うので理解は出来ませんが、そんなシリアルキラーの生き方を、マイケル・シャノンがじっくり重厚に創り上げています。
脇を固めるキャストも豪華。
レイ・リオッタのギャングもやっぱり似合うしジェームス・フランコもイカしてる。
ヒゲでわかりづらかったがフレンズのお兄さんも良いモブ味を出している。
個人的には弟役でチョイと出てきたスティーブン・ドーフが、世代だったので熱かった。
そしてなんだかんだあってもウィノナ・ライダーは魅力的。
ヘザースで首まで埋められていた時から応援している身としては、最近の復活加減が嬉しいぞ。
そんなこんなでシリアルキラーの人生を、実話ベースで描かれた作品です。