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日本のこわい夜のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

日本のこわい夜(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

近所。歩道の脇から地下駐輪場にでいりするのだけれどその入口建屋の壁際に近隣地図看板がたてられている。その看板と建屋の壁の間の十数センチの隙間に人がたっているのではないかとついのぞいてしまった。隙間恐怖症にかかってしまったのか。本作でのえがかれ方。ホラーというより精緻な精神科医むけ病理ビデオのようで非常にこわい。アパートの外観。大家役の嶋田久作の名演。アパート隣室住人のブラウン管にうつりこむというそのえがかれ方。ワープロメモリーぱんぱんになった短文。それら本作制作当時の時代環境ひっくるめて。たしかに隙間だらけの環境で虫になやまされ隙間風にふるえ隣室からの音もれに耳をふさいでばかりいたらそうなるかも。埋め込み落とし込み主流じゃなかった頃。バスタブとタイル床とのヌルヌルジメジメの隙間とか。
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