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ブランカニエベスのminceのレビュー・感想・評価

ブランカニエベス(2013年製作の映画)
4.0
天才闘牛士と踊り子の間に生まれたカルメン。父は事故、母は産後死。庇護者の祖母に死なれ新しい継母に殺されかける。助けてくれた小人闘牛団と興行で有名になった彼女に継母の毒リンゴが迫る。「ブランカニエベス」白雪姫のこと。パルシネマ。全てモノクロ。音楽と無声で進行する。これは夢だから。2014年11月11日

1920年代のスペインの風景を忠実に再現した背景も印象的。無声映画でよくあるセリフのト書きもほとんどない。スペインとグリム童話の混合物。子供が観るにはラストは少々痛い。でもパンフにあった観劇前に観客に向けた監督メッセージを思い出す。「すてきな夢と、甘い悪夢を楽しんでください!」現実の冷淡さを提示しているのではなく童話の面白さを提示しているのだと思う。パルシネマ支配人さん上演前に大熱弁、大推薦だけあっておもしろかった。白雪姫の涙は幸せの涙か?それとも。。。
11月21日(金)まで。パンフのジャケも秀逸。
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