2013年の作品。初鑑賞は名画座的な小さな劇場でした。面白かったと言う記憶をたどって再鑑賞。
やれCGだ、5.1chだ、3Dだ、IMAX4Dだーな現代に殴り込みのごとくモノクロ、無声の作品。故に勝負どころとなるのが映像、音楽、心情描写。所謂映画の「核」となる表現が尊いレベルで巧く美しい。そして女優さんがとても綺麗です。
世の中には未来永劫残って行く名作があります。この作品がそれに当てはまるかどうかはわかりませんが、逆説的に、少なくとも100年位前の「映画」と言うものが文化として確立していた時代の人が見ても等価値に捉えられるであろう一本です。
ただ唯一、「スペインの死者に対する文化」には「？」と思うところが数ヶ所ありました。
