酢

悪の法則の酢のレビュー・感想・評価

悪の法則(2013年製作の映画)
3.5
この手の説明を排した作りの作品は間違いなくウケが悪いはずなのでおれが褒めねばという気にさせられる。台詞が尽く仄めかしで煙に巻いてて、何が起きてんのかわかんねえうちに気づけば脱出不可能のアリの巣地獄の中。何も出来ず堕ちる一方のマイケル・ファスベンダーが可哀想すぎて心臓がキリキリした。超ビター🖤悪はチンケで単純でだからこそ理解不可能で静止不可能。コーマック・マッカーシーの作風なのかな?「世界はこうなんじゃい!」という歪んだ確信が画面に漲っていて良い映画でした。
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