悪の法則の作品情報・感想・評価・動画配信

「悪の法則」に投稿された感想・評価

YjK

YjKの感想・評価

3.0
3回目の視聴
「人はずっと前に既に選択をしている。その選択の結果を受け入れようとしない人が多すぎる」

残酷なシーンがいくつかあるので時折目をつぶって見るのが面倒くさいけど、メッセージが面白い。
キャメロンディアスの役を人間の運命を決める悪魔か神に置き換えてみるとストーリー展開がわかりやすいと思う。



評価低いのは分かる。でも、それを理由に観てなかったら、かなり勿体無い作品。



賛否はパックリ分かれる作品。なぜ評価が低いか。物語の実態が分からないから。
「弁護士」とだけ呼ばれる主人公は裏社会のビジネスに手を出してしまった。そして、それにより非情な悪の世界に飲み込まれ、取り返しのつかない事になってしまう…

具体的になぜ実態が分からないのかというと、裏社会(現実)の恐怖を描いた映画であるんだけど、アプローチの仕方が表社会(虚構)にいると”思っている”主人公視点で描かれている為、裏があまり見えない。途中途中、主人公視点じゃない描写で裏の世界が見えるのみ。分かりやすく言うと、裏を表のみで描いた、みたいな。
そして、個人個人がどういう繋がりなのか、この映像と主人公はどう関係しているのか、という事が直接的にセリフで全く説明されない。正直、「間接的な説明」とも言えないw
物語全体を観ていくと繋がって見えてくる。
脚本はピューリツァー賞を受賞したコーマック・マッカーシー(『ノーカントリー』の原作者)。登場人物の背景は全く描かれないし、会話は文学的、哲学的で、一見表面的などうでもいい会話なんだけど、実は弁護士に何かしらの警告を発していたりする。だから、観客の能動的な観方が要求される。最近の説明的過ぎる映画と正反対の映画。
とにかくその会話の自然な感じが上手い。

「表社会にいると”思っている”主人公」としたけど、それは、実際はどちらも同じ世界で主人公(を含む僕ら)が実は表面しか見ていない、という意味。
キャメロン・ディアスが弁護士の彼女に「あなたの見てる世界はおかしいわ」って言うシーンがあるけど、正しくその通り。僕らは悲惨な現実から目を背け、無かった事にしてしまう。しかし、それをした所でその現実は消えない。昔も今も厳然とそこに存在し続けている。現実はとてつもなく恐ろしい。そんな残酷な現実のありようを見せる。

あのラストのDVDは『セブン』の段ボール箱と同じ感じがするw
見てないのに見た気になってしまう恐ろしさ。要は弁護士の彼女(もう奥さんって言っていいのかな)の拷問されて殺されてる映像が映っている。

豪華な役者陣、作り込まれた絵、重々しい銃撃戦など、緊張感が全体的に凄くて初めて観た時、僕はちんぷんかんぷんだったけど、それらの映像に引き込まれて2度目、3度目観ていくとどんどん内容が分かってくる。
映画の姿としてはこれが正しい。

「リドリー・スコットはもうダメだ…」なんて言われてるけど、リドスコ作品全部観てないから言い切れないけど、文学的になり過ぎてそう言われてるだけだと思う。
『プロメテウス』も文学的だったし、アレは更に「俺の観たい『エイリアン』じゃない…」感もあって不評になっちゃったんじゃないかな。

これ書き始めた時に初めて気付いたんだけど、『悪の法則 特別編集版』なるものがあるんですね。
コーマック・マッカーシーの脚本が会話が長過ぎてカットされてたりしたらしいんだけど、それが入ったバージョンらしい。観たいなぁ〜。

とまぁ、僕は最高に好きな映画。
daigo

daigoの感想・評価

4.0
仕事もプライベートも順風満帆な弁護士カウンセラーが、軽い気持ちで一回きりの一儲けをしようと踏み入れた裏の世界で、取り返しのつかない事態に巻き込まれていくという話。 
見直し。

基本的に哲学的は会話がひたすら続く映画は苦手なのですが(なぜなら馬鹿故に理解できないから)、この映画はめちゃくちゃ好きです。よく考えたらそんなに哲学的じゃない気がするし、分かりやすく不穏だからかな?

途中で銃撃戦のサービスが入るのも粋。
メキシコ怖い
メキシコ怖い
メキシコ怖い

めっちゃ怖い!!


お金欲しくても悪い人と関わったらあかん。アウトレイジなんてカス。全部あかん。
ものっすご怖い。



ヒョウが出てくるシーン、めっちゃ怖いのに動物バカの私と友人、何故かほっこり←
あとね、ハビエル・バルデムさんのね、着てるシャツに笑いが止まらないです。
『蝶の図鑑!!!wwww』(声出そう)

大画面で見るとサイコーの気分です。
これはヴェルサーチだよね?それくらいしかこんなシャツ作らないよね?とか余計なことが脳内を回って、怖すぎる故に妙な笑いが出て止まらん。

いやだってほんと怖いもん。

生き残るんはキャメロン・ディアスだけってことしかわからん。
でも「全ては自分のせい」「全部自分で選択した結果」。


ブラピは、多分一番ありがたい役柄なのにファスペンダーは分からないの。
そしてブラもとんでもないことに…
(あんな機械誰が考えるのもしや今もメキシコでは使われてるの…?(震え)
しかひ何を隠そう私はそのシーンが結構好き!!!しかし貼れない!(ていうか検索しても出てこないw)


エグ過ぎるんですね、分かります。
しかも貼ったらドン引きです。

見事なんですけど…
ラッコ

ラッコの感想・評価

2.9
豪華キャスト、監督に惹かれて鑑賞したがダメだった、、。不快、、。
もっと楽しく作れば楽しかったんじゃないの?っていう映画

もちろん手法(或いは原作に忠実)なんだろうけど、ややこしく作ってるせいで全然楽しくない

難解な映画は難解な意味があったり、その難解さが面白かったりするけど、これはそうは思えなかった

もちろん私の頭が足りないと言えばそれまでなんだけど、足りないヤツを楽しめさせない映画は楽しくないんだよっていう身勝手なワガママを貫き通したくなるほどだった

とはいえ、ブラピの最後のあのシーンやペネロペのシーンなんかも、見応えある描写も多々あり、特に退屈することもなかったのも事実

ただ、楽しくはなかった
ヤマダ

ヤマダの感想・評価

4.7
意思決定によるものが空虚で容赦の無いシステムに引きずり込まれ…ってでもそもそものその愚かな選択を自覚出来る人ってどれだけいるのか?この弁護士の様にその大体が愚かな選択だった事に後から気付いて後悔するようなもので、本人には未然に踏み止まるという事が難しく、「気付けない」というのは実は非常に恐ろしい。
平穏無事な生活が出来ている普通の人々はある意味とっても運が良いだけなのかもしれなくて。
コレ超面白かったなぁ。リドリースコットには本当にハズレが無い。
みんな嫌いだけどおれは好きな映画
監督の弟が亡くなってから作られた映画
最後人間は死から逃れられないとわかるシーンの絶望感
弟が亡くなった時の監督の心境がわかる
entrof

entrofの感想・評価

3.4
豪華キャストとカルテル絡みの異色のコラボ、オシャレなんでしょと思いきや中身はしっかりと。
不条理な怖さを描き切っていてジリジリとした緊張感が良い感じ。
賛否は分かれるんだろうけどこの作品、何が何だかわからないうちに話がこじれて行くのが怖い。ちょっと話に置いてかれるぐらいで観たほうが主人公の立ち位置が味わえる。気づいた時には絶望。わかってないのはお前だけな‼︎的な。
キャストも豪華なだけじゃない。怪しいキャメロンも怖いけど名演。
>|