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天使の処刑人 バイオレット&デイジーのoden8のレビュー・感想・評価

4.0
あなたにとって天使とは?

チープな香りと"天使"という言葉に惹かれて鑑賞。
ちょっと顔が若すぎるけど、好みの俳優の二人が主人公。
見た目と職業のギャップが、僕の興味を掻き立てる。

作品の頭の方の印象は、"美女二人を愛でるだけの作品ね、はいはい"って感じ。彼女達のキュートな容姿は、それだけでも世の疲れたオッサン達の心を癒やしてくれそう。勿論、僕も癒やされました。

観進めていくと、徐々に作品のカラーが彩りを増してくる。ティーンエイジャーの彼女達の心の動きと共に。

個人的に作中のチャプター演出がある作品に心を擽られがちなので、物語の進め方はとても好感度高め。
物語の人物としての彼女達が見た目も内面もキュートなんが、妙な安心感も与えてくれる。
物語の流れもとても好きで、彼女達の魅力も相俟って自然と惹き込まれていく。
彼女達が出会う、とあるオッサンがまたイイ味が出ている。
僕は未婚なので、娘はいないが…年の離れた女性は自分の娘や妹の様な感覚をよく感じことが多い。
そのせいか、このオッサンの心や行動の描写の一つ一つに妙な親近感と共感が得られる。とても僕と親和性の高いオッサンやった。


僕にとっての"天使"とは。
心とルックスの醜美や行動の善悪に関わらず、癒やしや和みを与えてくれる存在なんかと。
そう考えると、この作品のオッサンも"天使"やな…。

天使の羽の様な軽やかな感動も与えてくれた心地よい作品。

若い世代の"純真で真っ直ぐな心"が、なんとも羨ましくも眩し過ぎるとも感じる…
そんな僕の近頃のOSSAN'S DAYS。

cast(役者·キャラ) 4
story(物語) 4
architecture(構成) 4
Picture(映像) 4
acoustic (音) 4
22-139
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