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トロイのoden8のレビュー・感想・評価

トロイ(2004年製作の映画)
4.1
"俺の王じゃない。"
"いつか、お前の死体を見下ろし笑ってやる。"
by ペレウスの子 アキレス

"国への愛は?女の為に国を滅ぼす気か?女のために戦争など。"
"愛のために死ぬ?死も知らず。愛も知らぬくせに!!"
by ヘクトル

オーランド・ブルームくんには、とにかく弓を持たてせておけ。なんだけど…。流石に今回の彼の役柄はダサ過ぎるのだよぉ〜。当時観た時にゃ、めっちゃショックだったもの…。今回も、やっぱりおクソ様でしたわ。
どんなに弓術が優れとっても、心に一本槍がない奴は好かんとです。

まぁ、彼のクソっぷりのかいもあり…
とにかくアキレスを演じるブラピ様とヘクトルを演じてはったエリック·バナ氏がクッソかっけぇんですわん。
何がイイって、アキレスとヘクトルが対象的な魅力に溢れてんですよん。
アキレスの些かダーティでお野蛮な感じと。ヘクトルのクリーンで愛情にウォーミーな感じ。
あたしにゃ、どっちが好きかなんて選べませぇ〜んっ!!!

尺がアホ長いんだけど…。対象的な魅力を存分に描こうと思ったら、然るべき長さだった気はするよねぇ。
ただの歴史スペクタクルではなく、"男"の生き様が描かれていたのがめっちゃ好感を持てるよねん。

それぞれのキャラクターが男として、戦士としてどう在りたいか。その機微に、否が応でも胸を熱くさせらちまったのよね。

何を理由に戦うか。自分が属してきた"国"への愛情か。己の信じる誉か。
それらに対する熱量と行動が、彼らをより魅力的な男にしてくれてはったよね。

若い頃に鑑賞した時にゃ、断然でブラピ様演じるアキレス派だったけど。護るべきモノがあるヘクトルも、崇高で品格のある格好良さがあったよねぇん。

男が男に惚れる作品。ブラピ様最強神話。ショーン・ビーン氏が殺されない珍しい作品?

戦士の誉
それは名声か
護るべきものか
それぞれ掲げるものは違えど
挑み続け 決して屈しないこと 

"ここは、私の国です。弟のわがままのために、民を犠牲にはできません。"
by ヘクトル

"戦いに来たんだろ。お前の指揮官は誰だ?では、俺に従え。奴には奴の部下がいる。"
by アキレス

"私は今まで掟に従ってきた。明快な掟だ。『神々を敬い。妻を愛し。祖国を守れ。』と。母なるトロイのために。戦おう。"
by ヘクトル

"親愛なる戦友たち。大軍よりお前たちが頼りだ。思い知らせてやれ。俺たちは獅子だっ!" 
"知ってるか?あの岸に何が待ってるか。永遠の名声だ!つかめ!その手に!!"
by アキレス

"神々はうらやんでる。限りある人の命に。いつ死ぬか分からない。終わりがあるからこそ美しい。美貌もいつかは衰える。今は、二度とない。"
by アキレス

Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 4
Architecture(構成) 4
Picture(画) 4.5
Acoustic (音) 3.5
24-82
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