ルノワールの晩年を描いた作品。
静かで単調だけど、映像がとても美しくて絵画のようでした。
裸婦像のモデル、アンドレの裸姿もとても美しかった。
「暗い色はいらない。愉快な色を使う。人生は不愉快なことだらけだから不快なことを増やす必要はない」といった台詞の通り、ルノワールの絵の色合いは明るくて、とても大好きです。
病気のせいで思うように筆が進まないながらも、懸命に絵を描く姿は画家としての信念と熱意しか感じられなかった。
後々映画界の巨匠となった、ルノワールの息子ジャン。アンドレはルノワール親子に大きな影響を与えたことがわかる。
たくさんの人に支えられながら、絵に没頭するルノワール。悲劇的な最後を迎える画家が多い中、幸せそう。そうあってほしいな。