YuyaTakegawa

セインツ -約束の果て-のYuyaTakegawaのレビュー・感想・評価

セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)
4.5
数々の映像、ショットの美しさに圧倒される。テレンス・マリックの「天国の日々」「地獄の逃避行」を彷彿。監督さんも好きなんでしょうね。そして調べたら撮影は「メッセージ」の方なのですね。それは私好みなはずだw 音楽も手拍子や弦楽器、ブルーグラスの曲とか効果的に使われていてこちらもgood。ストーリーも、大きな動きが無いように見えますが、矛盾を抱え込みながら最後の良心を頼みにする登場人物たちの心の動きを丁寧に描いていて素晴らしいと思います。悪人であれ善人であれ、誰かのために純粋に生きるなら聖人なのではと。演技も当然◎。最後のシーンは「卒業」のように幸せは訪れないのではという予感なのかな。いずれにせよ当時なぜ観ようと思わなかったのかw 設定にひねりがあったら満点だったかな。