YuyaTakegawaさんの映画レビュー・感想・評価

YuyaTakegawa

YuyaTakegawa

  • List view
  • Grid view

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

久々にマンガ読み返したくなった!w 鈴木亮平凄いなぁ。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.0

監督のインタビューによると、ロックダウン期間中に日本映画を観まくっていたとのことで、影響はどこかミニマルな家族ものという部分に出てるようで馴染みのある演出にも見える。ストーリーそのものはシンプルながら>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作読んでて、そこまで期待してなかったけど、、これ良いじゃん! 紅という歌、声変わり、映画への愛、をストレートに結びつけていく脚本の妙ですかね。そして加藤雅也の出演シーンはまさかで笑いましたw 個人的>>続きを読む

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.0

SF活劇ごった煮(味ちょっと薄め)感は気にせずに観るしかないw つい連作だと観ちゃうんだよなぁ

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

クローネンバーグは稀有なストーリーテラーですよね。グロいけどw ただ今回はそこまでではなく感じましたし、御大の集大成的な色合いの強い作品なのかな。痛みのない(喜びも危険も感じにくい)世界で、拠り所にし>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

3時間という長さを感じさせないのはさすがノーラン監督。彼流の時制の交錯はもはや彼の映画には欠かせないお約束だが今回も効果的に使われていた。肝心の中身は極めてまっとうに(本当の人物は知らないがキャラクタ>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

4.0

ジャンヌ・ダルクものは網羅しておこうかなシリーズ。冷徹な視点というか、視点そのものの映画というか。「裁かるる」の顔面クローズアップ劇とは違う突き放しが、見せ物としての聖者に対する火刑の残酷さと普遍性(>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

4.5

社会風刺あり、どんでん返しあり、殺陣あり、演技合戦あり、時代劇の枠を超えた完成度の高さ。1962年にどう受け止められたのだろうか。そして現代では? 全く古さは感じない。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

前作を前の晩に鑑賞してから臨む。前作は、え、そこで終わるの? という感じだったのに対して今作はテンポよく話が進み中弛みもなかった! サーガとしてはどこまで盛り上がれるのかは悩ましいけれど(原作あるので>>続きを読む

ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)

3.0

歴史的な価値はあるのだろうが、全面トーキーではないので少し期待からは外れた。宗教と家族と自己実現と。いつの世も変わらない。

市子(2023年製作の映画)

3.5

「ある男」と近い設定だけどあっちはすべての登場人物が自身のアイデンティティの危機に向き合う演出だった気がして、こちらは対照的に、全ての登場人物の愛憎の対象としての市子にスポットライトが当てられ、そこで>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

3.5

喪失感や罪悪感を抱えている人にとっては沁みるはず。ただ自分にとっては感情移入できる人物がいなかった(類似の経験がないからだと思いますが)。とはいえ映画への優しい眼差しに終始包まれて心地よい時間が過ごせ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

サスペンスとして観ればよくある話。この映画のクライマックスは録音を元に再現される夫婦喧嘩のシーン。敢えて男女のステレオタイプの逆の役割を与えて話の流れにたっぷり現実味を乗せつつ、痛烈な皮肉をかましてく>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

過去作を観てる人にとっては説明的すぎるように感じるかも。。「私はアナ」の繰り返しは少しやり過ぎな感がw 映画愛。

裏窓(1954年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーション。流石の出来だと思うのですが、今観てしまうとあんなに綺麗な人(グレースケリー)要らないよなぁ、とか思ったりw

メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.0

詳細どこまで史実に則っているかはさておき、メアリー・シェリーのことを知らない方にとっては入口として良いのではないでしょうか。「哀れなるものたち」の下敷きになっているのは確かなので併せて観たい。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これまた「フランケンシュタイン」とその作家をめぐる物語。著者メアリー・シェリーの旧姓はゴッドウィン(父の名)であり、フェミニズムの祖と言われるメアリーの母は出産と引き換えに命を落としている。メアリーと>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

PTSDに悩まされる元軍人の魂の軌跡。教祖との擬似親子関係(教祖からはまた違う角度に見えるかもだが)を軸に話は進む。マグノリア的な展開かと思いきや、最後は離れ離れになり自分を取り戻すという流れ。最後バ>>続きを読む

ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.5

知っている話も多かったけど改めて彼女の孤独を感じる一本。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.0

英語の勉強兼ねてはじめたabceedにて。結局は飛行機がホーム、何だか寂しく感じましたね。展開はありがちと思いきやハッピーエンディングに行かず、シニカルではあるので面白いと言えば面白いのだが。何だか歳>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.0

原作未読。娘のリクエストにて。幾層にも重ねていく構造は面白い取り組みですが、中盤以降ある程度答えが見えてくるのでカタルシスがない。

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

正月に観る映画ではないがw ダレることなく最後までハラハラ。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

完全なるミュージカルはあまり得意でないので敬遠してましたがバビロンきっかけで。映画史で重要な作品であり、チャゼル監督が大好きな映画なのだとはよく分かりました(ラ・ラ・ランドもまんまですね)。来年は苦手>>続きを読む

I AM THE BLUES アイ・アム・ザ・ブルース(2015年製作の映画)

4.0

貴重な記録。現代に生きるブルーズマンたちの姿を追うドキュメンタリー。一度として同じフレーズは弾けない、とさらっと言えるのが格好いいですよ。こんな爺さんになりたいw

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.5

宗教を盾にした独善、と狭義に捉える話でもないのはよく分かる。ありとあらゆる偏見、差別の構造に通ずるお話。事実を基にしているとはいえ、どこかよくあるテーマかつ描き方にも見えてしまった。

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.0

あぁ、あれに似てるなぁ、とか思いながら観るには良いかも。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

はじめて観たら4とか付けたかなぁ。今までになく温かい作品だなとは思います。ミニマルな表現と時折クスッと笑える組み立てと、映画愛。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

さすがインフルエンサーが作ったと言うだけあって分かりやすくて怖い。結構お客さんも入ってて話題になってるのがよく分かる。家族やドラッグの問題なども織り込んだ形で深さもある程度出しつつ、中毒性高い仕上がり>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

セリフ少なく進む日常。光と影の織りなす揺れと今日はこの日しかないという感覚。変調と受容の繰り返しのように見えて新しい完璧な日々が重なっていく。良いことばかりでもないけれど、悪いことばかりでもない。音楽>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.5

先に日本のリメイク版を観たので、余計に違う物語に思えたが、これはこれで展開の面白さがある。

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.5

前半ドギマギしますが、、中盤以降が本番。こうすれば相手は幸せだろう、っていう放射するエゴから、私が幸せと受け取るのだから相手の意図は関係ないでしょ、っていう吸収するエゴへ。転換点となる封筒のやり取りが>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

ナポレオンの人生をどう描くか。史実に則りつつ、彼を、戦争の天才か、1人の女性を追いかけたただの人か。その両方を盛り込みたかったとは察しつつ少し焦点がぼやけた気がする。もっとジョセフィーヌとの関係を背景>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

エンジニアとピアニストの息子という生い立ちが彼の基礎であり骨格なんですね。ストーリーは全部真実ということではなさそうですが「大衆に楽しまれる芸術作品」を何故志向したのか、そこに至るまでのリアルな苦悩の>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.5

これは期待値を超えましたね。冒頭の、朝の野菜の収穫から始まり、午餐が完了するまでの、素材(というか自然)が芸術である料理に昇華されるまでの一連のシーンが秀逸すぎる。季節や時間の移り変わりを丁寧に映した>>続きを読む

>|