交渉人スコット(エディ・マーフィー)は宝石強盗犯コーダ(マイケル・ウィンコット)に古い同僚を殺されてしまう。しかし捜査からは外され、いつも通り宝石強盗犯との交渉に向かうことに。そこで人質を取って立て篭っていたのは同僚を殺したコーダだった。
そこまでコミカルじゃないエディ・マーフィーの刑事物。邦題を「ネゴシエーター」にしたもんだから、口八丁で事件を解決すると思い込んでた。実際はドンパチと爆発が見せ所の王道なポリスアクション。
スコットが教えることになる交渉人見習いのマッコール(マイケル・ラパポート)は普通に優秀なSWATで、教育を通じて自らも成長するみたいなのでもない。設定がことごとく肩透かしで若干の煮え切らなさは残る。
アクションが程々にコンパクトで良い。今のアクション映画はひとつのシーンが長すぎる。ラストの爆発も盛大で気に入った。
「クロウ」でアクの濃いヴィランを演じたマイケル・ウィンコットが今回も冷酷非情な悪役を演じている。とっても悪役顔。