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恋人たちは濡れたの324のレビュー・感想・評価

恋人たちは濡れた(1973年製作の映画)
4.0
賢者タイムの最中、浜辺で強姦した女に言われる「こんなことで何かやった気になってんの?」に集約される無力感と虚無感。
約束事のラブシーンがラブではなく、ほとんど殺人の代償行為。
自転車、ピンク映画館、海、死、男2女1の組み合わせなどモチーフの組み立て方は、優秀なプラモデルのようで計算高さを感じさせる。
儚いイメージに隠れた本命である視姦で睦み合う関係性が最高にキモい(ダチョウ倶楽部の「友達でーきーたー」っていうギャグを彷彿とさせる)。
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