けーき

トリック劇場版 ラストステージのけーきのレビュー・感想・評価

4.1
前に見たのは小学生だか、中学生だかの時。
その時はまだ、内容の理解ができてなかったり
伏線やそれの回収ということも知らずただ面白い物として観ていた気がする。
今観てみると、散りばめられた色んなネタを見つけることができてなお楽しめるようになっていた。
ストーリーも人が死ぬので間違いなく明るくはならない展開なのに、途中途中で入ってくるコントのようなやり取りで気が沈むことなく観ることができるお話。
簡単な説明をすると普通人の手では出来ないような不可能犯罪を巧妙なトリックを使って行う犯人とそれを暴くマジシャンと学者の対決といった感じの構成。
最初は「これどうなってんの?」となるようなトリックも中盤から終盤にかけてどんどん暴かれていき「なるほどな!」ってスッキリする瞬間にこの映画の良さに気づく。
また人と人の関係が淡白に描かれていたりするが、実は深く関係していたりとしっかり観察していないと気づけないというような所も見どころだったりします。
それと、この作品は冒頭から最後まで気になった描写は頭の片隅に入れておくことで最後まで見終わった時に「あれはそう言う事だったのね...!」って気づけてより一層楽しめるなと感じた。
けーき

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