とにかく志々雄真実、デザインや言動や背景など込み込みで少年漫画の悪役キャラとしてめちゃくちゃ魅力的なのを再確認する映画でした。
この実写版の藤原竜也演じる志々雄真実も素晴らしかったですね。
剣心チームの強キャラ達が総当たりでぶつかっても受け止める存在感の巨大さ、画面が持ちますねえ。
劇場のスクリーンでもさぞ迫力があったことと思います。
そんな志々雄真実の再現、それは成功だと思います。
しかし、この映画、いくらなんでも何から何まで志々雄真実というキャラに頼り過ぎでは？
志々雄真実の再現以外ほとんど全てがちょっとアレでした。
原作のストーリーをそのまま描く時間がないのは勿論分かりますが、実写版オリジナルの展開がことごとく空回りしてるように感じました。
最後のバトルで志々雄真実に全員ぶつければなんとか成立するだろう感が伝わってきていまいち盛り上がれなかったです。
キャラが次々と適当に消費されていく感じも嫌でした。
極め付けは伊藤博文の口から最後に出てくるセリフ、コーヒーを噴き出しそうになりましたよ。笑
しかし、志々雄真実がすごいので一見の価値ありなのは確かです。
