激動の幕末にその名を轟かす伝説の人斬り：緋村剣心が、政府転覆を目論む志々雄真実一派との壮絶な死闘に挑む。京都編ここに完結！
相変わらず殺陣とキャスティングが神がかっています。佐藤健や神木隆之介もキャラクターが降りてきたかのようでしたが、中でも、藤原竜也演じる志々雄の、4人と対峙してなお圧倒する強さに惚れ惚れ。一作目の吉川晃司演じる刃衛もですが、本シリーズは、敵の得体のしれない不気味さ怖さが最後まで持続し、格を落とさないところが良いですよね。
尺的に一人一人の戦いや背景を掘り下げることは不可能ですし、あくまで剣心の物語だから長い修行シーンも必要なんでしょう。的を絞って宗次郎や安慈はもう少し丁寧に描いても良かったかなと思うけれど、十本刀の扱いにも概ね文句はありません。
キャストの情熱と息もつかせぬアクションが脚本の粗を凌駕したという印象。一連のお祭り存分に楽しみました！
