パン

さとうきび畑の唄のパンのレビュー・感想・評価

さとうきび畑の唄(2003年製作の映画)
4.3
あれ、これって映画じゃないよね?
ずっとスペシャルドラマだと思ってたが…
何でフィルマークス内では映画扱いなんだろ。
でもまあ久々に鑑賞したのでレビューを書こうと思う。

序盤で不登校の高校生らしき沢尻エリカが「差別とか戦争とかなくならないし~」と嘆いてる姿がなんか見た目とギャップあって良かったわw 
この作品は何度観てもさんまの演技が良いね。
あんな陽気で笑顔いっぱいの兵士も一人くらいいたかもね。
人を笑顔にするのが上手だから観てるこっちまで釣られて笑っちゃう。

ただ普通に生きたいだけなのに時代と戦争がそれを許さない。
今の日本も問題だらけだけど、それでもこの時代の日本人と比べると自分たちがどれだけ恵まれていてありがたい生活を送っているのか良くわかるよね。エアコンが効いた部屋で8月に鑑賞すると余計そう思う。

この作品で一番驚くのはセットやCGも素晴らしいし、米兵もちゃんと登場する点だよな。
最近の日本の戦争映画は予算の都合なのかアメリカ人すら登場しなかったりする。 
この作品を制作してた頃はエキストラとか装備とか一々金かかってんなーって感じ。CGもそんなに変じゃないし。 
ちぎれた自分の足拾ったり、割とビックリなゴア表現もある。
これテレビ放映時もこんなグロいシーンあったけ?テレビではカットされてそうだよね。  

それにしても沖縄の風景は本当に美しいな。 
最後は沢尻エリカが良い子になっててなんか笑ったw
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