これはまた『スリー・プロム・ヘル』とは全然違う魔女ホラー
またロブ・ゾンビ監督の愛する奥様がメインで活躍してらっしゃる
天真爛漫キャラのイメージだった奥様ですが今回は大人なイメージで悩み苦しむ女性の役
全体の雰囲気が静かでじわじわくる系
めっちゃ驚かし要素とかは無く 血がブシャーとかドンドン人が殺されたりとかいうホラーでも無い
静かにジリジリ襲ってくる主人公ハイジの恐れや苦悩がメインで丁寧に描かれています
監督の作品にこういうタイプの物もあるんだなぁ
ちょっと『オーメン』にも似た雰囲気だなぁと思いながら観ておりました
キリスト教に詳しく無い私としてはキリスト教の話や魔女狩りの事がよく出てくるので分かりにくいところもありましたが 作品の全体的な壮大な雰囲気に飲み込まれて行く感じがしながら観ていました
セイラムという小さな街で昔魔女裁判があり『ロード・オブセイラム』と名乗る7人の魔女が火炙りの刑になりました
そして現在
セイラムの街にはハイジというラジオのDJをしている女性が居ました
ある時ラジオ局にハイジ宛にレコードが届きます
家に帰って聴いてみるとハイジは体の具合が悪くなります
翌日ラジオ局の番組でその音楽を流すのですがそれを聴いた女性達が何だかおかしくなります
そしてそれからハイジは得体の知れない幻覚?や悪夢に悩まされ精神を病んでいくのでした
魔女…って日本人の私としては実感がないのですがこの作品を観ていると まずキリスト教を深く信じる土台があってその上で異端な存在として魔女という相反するモノがいるって感じがしました